当院ではノーリフティングを取り入れています!

当院では2008年からノーリフティングを取り入れており、現在腰痛での離職者はゼロとなっています。職員の腰痛保持者は2割程度で、医療・介護業界でみた場合は8割なので業界の割合を大きく下回っています。
具体的な取り組みとして
  • ノーリフティング研修と腰痛予防対策研修を全職員対象に年1回ずつ実施しています。
  • 始業前や昼休み前に腰痛予防体操をしています。
  • 腰痛健診アンケートを年1回実施しています。
  • 福祉用具の管理や環境設備の改善に努めています。

当院は、2020年に腰痛予防対策に関して金賞を受賞しています

以下の福祉用具を使用しノーリフティングを行っています

スライドシート

シートを使用することでベッドと体の摩擦を軽減し軽い力で横移動することができ腰痛が予防できます。患者様も摩擦が軽減することでリラックスしたまま移動できます。

スライディングボード

ボードを使用することでベッドからストレッチャーや、ベッドからリクライニング車椅子への移乗時、持ち上げることなく滑るように移乗出来ます。摩擦も軽減されるため、介助者への負担も軽減でき腰痛が予防できます。

当院ではシートとボードを併用して使うことで、更に腰への負担を減らし、作業効率をよくしています。

ノーリフティングとは

  • 介護される側・する側双方において安全で安心な、抱え上げない・持ち上げない・引きずらないケアをノーリフティングと呼びます。

  • 「安全で安心な」看護・介護を提供するには、身体の間違った使い方をなくし、対象者の状態に合わせて福祉用具を有効に活用し取り組むことが必要です。

ノーリフティングの目的

ノーリフティングは重症者に限定されたものではありません。福祉用具を使用するケア限定のものでもありません。この取り組みは、持ち上げ・抱え上げ・引きずりなどのケアを廃止することと、不良姿勢で行われる作業など職員の身体に負担のかかる作業はすべてにおいて見直しを図るためのものです。
職員の誰もが安心して安全に働ける職場づくりとともに、対象者も安全で安心してケアを受けられる職場を作ることがノーリフティングの目的です。

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